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筆者が開発した無料の「楽々Webシステム」を使えば,JavaScriptとSQL等だけでWebシステムが簡単に開発できる

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  JavaScript と SQLite を使って Web システムが簡単に作れる「 JavaScript+SQLite 楽々 Web システム」を筆者が開発した。しかも,直ちに動作を確かめられるサンプルとして提供されている。したがって,提供された JavaScript と SQLite のサンプルをコピーして,少しずつ手直ししていくことで,楽々 Web システムを開発できるようになっている。 また,「 JavaScript+SQLite 楽々 Web システム」の中核となる Web サーバーは, Windows ・ MacOSX ・ Linux ・ Raspberry Pi と基本ソフトの壁を越える無料のプログラミング開発環境「 Lazarus 」で開発している。なので, WindowsXP ~ Windows10( おそらく Windows2000 も Windows11 でも動作 ) で直ちに実行可能な形式での提供に加えて,オープンソースでプログラムのソースコードが提供されている。コンパイルさえすれば,ご自身のマシンで実行可能である。筆者は, Raspberry Pi と Linux(Debian 系 Raspberry Pi for Desktop) でコンパイルして動作を確認している。  下図や「 JavaScript+SQLite楽々Webシステム開発 LazarusオープンソースWebサーバー+サンプル付き 」のリンク文字をクリックすると,Amazonサイトの下図の本の販売ページに飛ぶ。  

自社の風土を活かすシステムは,IT業者に頼んでも作れない

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 システムを開発する際に,「何に焦点を当ててシステムを作るのか」「どの程度の範囲のシステムを作るのか」を決める必要がある。 「何に焦点を当ててシステムを作るのか」は視点である。何らかの管理システムを作る際に,売上・仕入・原価・利益などの金額に焦点を当てるだけではなく,作業や労力の時間に焦点を当てることも,モノの製造をした過程や在庫の数量に焦点を当てることもある。   ただし,これらの金額・時間・数量は,企業の経営と密接に関連している。金額のうち,原価だけ計算する範囲に絞ったシステムを開発する場合でも,製造に費やした労働時間の集計や,在庫の金額や数量も関係することだろう。このように,システムを開発する際には,視点だけではなく,「どの程度の範囲のシステムを作るのか」の視野も決める必要がある。  しかも,その視点・視野に加えて,「だれがシステムを開発するのか」という視座も重要になる。  「把握できない実体」図をご覧いただきたい。「モノの実体」は,立体の三角錐である。しかも,モノの内部には,実体の三角錐とは異なる角度の三角錐が入っている。この「モノの実体」を外部の異なる場所(視座)から見ている人が左右に2人いる。  この2人には,モノの内部にある三角錐を中心に「モノの実体」を捉えてもらっている。「モノの実体」の内部にある三角錐は,左の視座Aから見ている人には●に見え,右の視座Bから見ている人には▼に見えている。  さらに,その内部にある三角錐だけではなく,その周りの状況も把握してもらっている。左の視座Aから見ている人には,「モノの実体」が▼に見える位置にいる。しかし,「モノの実体」が大き過ぎて,全体の形を把握できず,台形に見えるようだ。一方,右の視座Bから見ている人には,「モノの実体」が●に見える位置にいる。しかし,「モノの実体」が大き過ぎて,全体の形を把握できず,小さな●に見えるようだ。  「モノの実体」の内部にある三角錐は,視点を表している。また,「モノの実体」である三角錐が大き過ぎて,全体の形を把握できず,台形や小さな●に見える範囲が,視野を表している。このように,視点・視野・視座の違いで,把握できるモノは人により異なることがわかる。しかも,どのような視点・視野・視座から見た平面的なモノは,立体的な「モノの実体」とも異なるのだ。  自社の風土(歴史,...